◎私たちは次のようなスタンスで設計をしています。
■コミュニケーションを取ること
クライアントの考え方や生活スタイルを理解することから設計を始めます。
「生活」というのは無意識に行っている部分も少なくありません。その無意識のところまで掘り下げて、お互いの共通理解をもちたいと考えます。
■環境を意識すること
建物はその建つ環境、土地の秩序を考慮しながら計画しなくてはなりません。
また、時間や社会のファクターも同時に考える必要があります。
その建物単体の良し悪しに加え、町並みを構成する要素としてどうであるかということを意識すべきだと考えます。
■素材を大切にすること
本物の素材を使い、その素材感を自然に表現したいと思います。
高価な材料でなくても、その良さを引き出したいと思っています。
■美しく古くなること
耐久性や、メンテナンスのし易さに加えて、美しく古びてゆく建物でありたいと思います。
竣工したときが一番の建物ではなく、長く住んで味わいの出るような建物、世代の変化、子供の成長、独立などに対応できる建物を造りたいと思います。
■時間や季節を感じること
住み続けながら、季節や年月の移ろいのたびに、新しい感動があるような住まいにしたいと思います。
■あたりまえですが機能的で使いやすいこと
生活動線が合理的なこと、適所に十分な収納があること、必要十分なスペース、スイッチやコンセントの位置、照明プラン、冷暖房や水まわりの設備、メンテナンスのし易さ、etc.
贅沢な設備がなくても、普通に快適に過ごせることが大事だと思います。
■遊びがあること
機能的でありながらも、どこかに"あなたの家らしい遊び”、"特別な何か"、がある家にしたいと思います。